宿泊業・観光産業の戦略
- masami1961masami
- 1月22日
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更新日:2月8日
千載一遇のインバウンド対策

日本を代表する観光地、箱根の湯本茶屋と言う宿泊街に安客相手の居酒屋がありました。ちゃんこや力士味噌など、相撲に関するメニューが豊富ですが、客単価は安く、経営に悩んでいました。2005年、まだインバウンドと言う言葉が無かった頃ですが、箱根には多くの外国人観光客が訪れていました。外観を戦国時代のイメージで改造し、室内も相撲や箱根の浮世絵でデコレーションしました。すると、意識していなかった外国人客が沢山訪れるようになり、2年後にはほぼ8割が外国人で埋まりました。単価も高く、売上は5倍以上に上がり、毎年記録を更新しました。
日本の事業には成長余力がいっぱい

ある日、知り合いの料理長の依頼で、群馬の観光ホテルを調査しました。もともとあった老舗旅館をM&A買収し、中途半端な安売りで利益追求するホテルです。例えば、何もない入口に、巨大な提灯を設置すれば、お客様が写真を撮りSNSにアップするでしょう。広いフロアの一角に、戦国大名が居たような板の間と大きな家紋の部屋のセットを作れば、沢山の外国人観光客が写真を撮ってこれもSNSへアップします。
対価の付いた商品ばかりじゃなく、雰囲気を盛り上げる付加価値を高める仕掛けを「顧客目線」で配置することにより、客単価が高まり、お客様が勝手に良い噂を広めてくれます。
そういう目線で見ると、日本の事業は「のびしろ」ばかりです。
試しに呼んでください

試しに戦略家を呼んでみてください。力試しですから、交通費だけでお伺いします。
のびしろを見つけたら、改善に幾ら必要か?その後、5年間に幾ら粗利益が増えるのか?簡単な報告書を提出します。
後は皆さんで決めてください。伸ばすも維持も衰退も、皆さんの決断次第です。
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